きものに欠かせない|普段きもの日和vol.1 懐中時計

普段きもの日和

私の着物は「普段きもの」です。

お稽古でも、冠婚葬祭でもなく。

日々の暮らしの中の、ひとつの選択肢。

それでも、着物を着ているときは

すこしだけ背筋が伸びて

すこしだけ指先をそろえたくなります。

その“すこしだけ”が、なんだか好きなのです。

だから、着られるときには着物を着ます。

少し目立ってしまうけれど

まだまだ上手じゃないけれど。

それでも、自分の「好き」に胸を張っていたいから。

そんな私のきものに欠かせないのが、懐中時計です。

時間を確認するとき

かばんからスマホを取り出すよりも、

帯のなかから懐中時計を取り出すほうが

なんだか粋な気がして。

かばんをごそごそ探るときは、どうしても前かがみになりますが

懐中時計なら背筋を伸ばしたまま

自然に取り出せます。

着物の時は、「粋かどうか」を少しだけ意識すると

自分のなかの満足感がぐんと上がるような気がします。

そしてもうひとつの楽しみが根付選び

今日つけているものは、10年ほど前に

チャリティイベントで出会ったビーズ作家さんの作品です。

りんどうの花のモチーフが繊細で

ひと目で気に入りました。

また改めて、その方の作品もご紹介しますね。

今日も、自分の好きなものと

やわらかく暮らしたいと思います。

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